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2008年4月27日 (日)

桜の季節 -秒速5センチメートルに触発されて-

 結局 大画面(とはいっても32インチだけど)秒速5センチメートルをレンタルしてきた。

 3回見て,毎回泣いた。

 これを見て泣けるだけ,まだ自分の中に純なところがあるんだろう。

 一話から三話まで,微妙に違っている。ニコ動では,二話に違和感を持つ人や三話で消化不良を訴える人がいる。

 でも自分は,この三話がそろって完結(実は完結してはいないんだが)していると思う。

 最近ネット上での書評(大抵若い人だと思うけど)など読むと,最後に白黒はっきりとした結末がないと不満とする人が多いように思う。でも,当然白黒はっきりしている物語もあっていいが,読み手の心とか価値観とか人生経験とか願望とかいろいろな要素によって異なる受け止め方の出来る小説や映画も面白いんだよ。

 そういう作品は,その作品にめぐり合ってから,年を重ねるごとに読み直し,観なおしてみると,そのたびに新たな感想や想いがわいて来るんだ。

 秒速 の 場合,若い学生さんには三話は消化不良と感じるかもしれない。でも,世俗にまみれた中年(初老)の男にとってはキリキリと胸を刺す痛みを感じるんだ。

 そしてそれが二話の物語によって,これはこれで悲恋ではあるのだけれど救いにもなっているんだな。

 だから,やはりこの 秒速 は どの1編もかけてはならないものなのだと思う。

 監督の新海さんのインタビューを観て,とても聡明で謙虚で誠実で,冷静だけれど内にはすごい熱い情熱を持っていることが伝わってきた。

 いまどきといっては失礼かもしれないが,こんな好青年が日本にはいるんだなあ。監督は否定していたけれど,やはり たかき にそれが投影されているように思う。

 うちの娘も,この物語に登場する二人のヒロインのように,沈思黙考できる,そしてひたむきに人を愛することの出来る子に育って欲しいな。

 中学・高校でこの作品にめぐり合えた幸運な諸君。よかったね。そして折々観直してみよう。そのとき,自分の心が反射して見えるはずだ。

 で,これに触発されて,PVなんぞを作ってしまった。

 曲は 初音ミクの「桜の季節」

 ニコ動にアップロードしてあるけど一応下のファイルでも見られるよ。

っと思ったが,アップロードエラーだ。

見てみたいという奇特な人はニコ動で「桜の季節」で検索してみてね。

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2008年4月24日 (木)

秒速5センチメートルを観て

 あえて映画に入れよう。

 これが上映さえていた頃は,病院の中だったので,前回の初音ミクがらみで検索していて,偶然「ニコ堂」で観る事になった。

 絶句    である。 そして 昨日の「初音ミク」の 夕日坂 や ハジメテノオト 同様,50男が滂沱の涙である。とても子供の前では観られない。

 人生って,何度か着替えをし,ボタンをかけかえることがあるのではないかと思う。それは,入学式や卒業式,進学就職,そして恋愛etc。

 中には,その都度きちんと着替えをし,正しくボタンをかけられる幸福な人もいる。先日「子供が生まれたから」と連絡があり,お祝いを持っていった教え子のYさんなど,よくも神はこの子にこれだけの幸運をもたらされた(当然本人の努力もあってだが)とうらやましくも思う人生を過ごす人もいる。

 翻って自分は・・・こと恋愛に関しては,ボタンのかけそこないばかりだったように思う。

 中学時代 同じバスケ部の子に好意を持った。まったく相手にされなかった。

 大学1年 僕に好意を持ってくれた同級生がいた。でも僕は幼稚すぎた。

 大学3年 僕に好意を持ってくれた他大学生がいた,でも僕は臆病すぎた。

 大学院1年 今度は勇気を出して,大学1年次の同級生に告白しようと思った。でもそのとき彼女は,別の人と結婚の契りを交わした後だった。

 教員になった。ほぼ12年。学校と自宅との往復で明け暮れた。

 教員になって13年目。見合いをして子供ができた。

 教員の生活もあと10年。今は息子と二人でシングルファーザーをしている。

 今,僕は小学4年生の息子に,「チャンスの前髪をつかめ。後ろ髪ははげてるぞ。」という格言をくどいぐらい言い聞かせている。

 かけちがったボタンはかけなおすことが出来る,でもかけようとしなかったボタンは永久にかけることはできないのだ。

今回の涙目度・・・☆☆☆☆☆☆☆

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2008年4月23日 (水)

ニコ堂 初音ミク オリジナルにはまる

 ニコ堂に登録したのは結構前だったけど,いつもはパスワード入力の必要のないYouTubeを見ることが多い。

 が,Vocaloid2を,うちの息子のたっての願いで(絶対使いこなせないとは思いつつも)購入したことをきっかけに,最近ニコ堂で,初音ミク オリジナルを見ている。

 まあ,すごい神職人のいることいること。

 私,未だに「さいたさいたちゅーりっぷのはなが」単音までしかできてません。(とっかかって3ヶ月。製作時間総計30分ほど)

 神職人にはとてもなれないまでも,1年かかっていいので1曲はものにしたいな。ちゃんと伴奏付でね。

 で,数ある名曲の中で,今最も「ぐっ。」と来るのがこれ。

http://www.youtube.com/v/jKNFJcChOpQ&hl=ja  

もう,50おじんがうるうるなのだ。おそるべし神職人。おそるべしVocaloid。

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2008年4月20日 (日)

夏休み 高知へ帰るぞ!

 2月にお世話になった民宿のHPを久々にのぞいたら,なんと本祭り2日目と後夜祭は予約完了とのこと。あわてて前夜祭と本祭り1日目の予約をとり,とりあえず夏の高知満喫旅行2日分の宿は確保できた。

 2月の高知4日間の旅行以来,すでに自分の心は高知にあるのだ。だから高知へ「帰る」のだ。父はカラフト・母の父・母は滋賀県出身ということで,たまたま名古屋で生まれ育っただけである。高知の方々には「都会」といわれたが,どこが都会なものか,先日息子と東京へ8年ぶり出かけ,その前には大阪に出かけたが,東京はさすがに「都会」である。発達した交通網・様々な商業施設・公共施設。かれこれ20年ばかり前から修学旅行などで何回か東京へ行っているが,大手町あたり歩いていても,人とぶつかる心配がない。身のこなしがすばやいのだ。東京人は。

 一方,浅草・両国・巣鴨に行けば,古き良き江戸情緒が味わえる。

 さて,この名古屋という「都会」。経済は良好(だった)そうだが,美術館や博物館・美術館・科学館・図書館(鶴舞は結構蔵書を誇っているが)のヒンソなこと。いや学芸員の努力をけなすつもりはないが,ボストン美術館だって,ボストンてアメリカの何番目の都市だい?MITやスタンフォードはどこにある?スミソニアンはどこにある?名古屋市の科学館には,地質・岩石のコーナーもないんだぞ。いまや風前の灯火となりつつある蒲郡の「生命の海博物館」。決して大きな施設ではないが,先カンブリア紀から古生代まで,その展示はすばらしいものがあるぞ。

豊橋の「自然史博物館」なら,原始地球の形成から新生代まで,系統的にしっかりと学ぶことが出来る。適切なテキストさえ作ってやれば,幼稚園から大学生まで自分の手で地史を学ぶことが出来る。

 最近,某イオンがあちこちに大型モールを建てている。その中に,分野ごとに分けて美術・博物・科学・図書などの施設を組み込んでやればいいのだ。

 緑区なぞ,区民11万を超え,名古屋市1の人口を誇るのに,図書館は緑高校の敷地内にぼさっと建っており,「蔵書をおゆずりください。」とあるので,寄贈を申し出てすでに1ヶ月になるのに,何の連絡もない。

 あかずの踏み切りはあいかわらず(中途半端に高架化して)。車に依存せざるを得ない土地なのに,地下鉄延伸や高速道路は着工まで30年近くかかる。

 高知はいいなあ。朝8:00の中心街で,車は渋滞なく走れる。

 バスで30分も乗れば,空と海と浜辺しかない,でっかいぞー太平洋!を実感できる桂浜。北へ行けば,三波川変成岩の緑色片岩の石で川底が覆われ,エメラルドグリーンの輝きを見せる吉野川。

日曜市は,観光者目当てだけでなく,ちゃんと市民の生活をささえている。食料品の物価は名古屋の50%前後で鮮度抜群。

 4日間の旅行中,どこで誰と話してもとても気持ちよく,すがすがしい気分を味わえた。

 

 ということで,とりあえず退職までは,いやいや名古屋市に勤め,退職後は即高知へ移住である。年金もらえるまでの5年間をどうするかであるが,何とかなろう。このところわけあって,炊事をすべて行っているが,2ヶ月間で,同じメニューは3回ほどしかないぐらい,とりあえず料理は出来る。ものによってはそこらの店で食べるより「わしの方がうまいがな。」である。(うぬぼれモード)

 食べていけるだけ稼ぐ料理屋でもやって,休日は釣りに家庭菜園にシャワークライムに地質調査に絵にラフティングに史跡めぐりに寺めぐりにと,めちゃくちゃ充実した老後を迎えられそうだ。

 はやく退職したいよー。

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