桜の季節 -秒速5センチメートルに触発されて-
結局 大画面(とはいっても32インチだけど)秒速5センチメートルをレンタルしてきた。
3回見て,毎回泣いた。
これを見て泣けるだけ,まだ自分の中に純なところがあるんだろう。
一話から三話まで,微妙に違っている。ニコ動では,二話に違和感を持つ人や三話で消化不良を訴える人がいる。
でも自分は,この三話がそろって完結(実は完結してはいないんだが)していると思う。
最近ネット上での書評(大抵若い人だと思うけど)など読むと,最後に白黒はっきりとした結末がないと不満とする人が多いように思う。でも,当然白黒はっきりしている物語もあっていいが,読み手の心とか価値観とか人生経験とか願望とかいろいろな要素によって異なる受け止め方の出来る小説や映画も面白いんだよ。
そういう作品は,その作品にめぐり合ってから,年を重ねるごとに読み直し,観なおしてみると,そのたびに新たな感想や想いがわいて来るんだ。
秒速 の 場合,若い学生さんには三話は消化不良と感じるかもしれない。でも,世俗にまみれた中年(初老)の男にとってはキリキリと胸を刺す痛みを感じるんだ。
そしてそれが二話の物語によって,これはこれで悲恋ではあるのだけれど救いにもなっているんだな。
だから,やはりこの 秒速 は どの1編もかけてはならないものなのだと思う。
監督の新海さんのインタビューを観て,とても聡明で謙虚で誠実で,冷静だけれど内にはすごい熱い情熱を持っていることが伝わってきた。
いまどきといっては失礼かもしれないが,こんな好青年が日本にはいるんだなあ。監督は否定していたけれど,やはり たかき にそれが投影されているように思う。
うちの娘も,この物語に登場する二人のヒロインのように,沈思黙考できる,そしてひたむきに人を愛することの出来る子に育って欲しいな。
中学・高校でこの作品にめぐり合えた幸運な諸君。よかったね。そして折々観直してみよう。そのとき,自分の心が反射して見えるはずだ。
で,これに触発されて,PVなんぞを作ってしまった。
曲は 初音ミクの「桜の季節」
ニコ動にアップロードしてあるけど一応下のファイルでも見られるよ。
っと思ったが,アップロードエラーだ。
見てみたいという奇特な人はニコ動で「桜の季節」で検索してみてね。
